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山梨県弁護士会について

声明・総会決議

7月度会長談話

山梨県弁護士会会長の田中正志です。
今回は、裁判員裁判について、書かせていただきます。

6月30日と7月1日に法曹三者による裁判員裁判の模擬裁判が 開かれました。
裁判員裁判は平成21年5月までに実施されることになっていますが、原則として裁判官3人と一般市民から選ばれた裁判員6人の9人が一定の重大刑事事件について裁判をすることになります。
まだ細かい手続きは決まっていないところがありますが、現職の裁判官・検察官・弁護士が模擬裁判を体験しました

裁判員役は裁判所、検察庁・弁護士会から、それぞれ職員等を2名ずつ選出しました。
被告人役は弁護士がなり、証人役も裁判所、検察庁・弁護士会の関係者がなりました。
模擬裁判の公判前整理手続は5月から始まり、5回の準備をして、6月30日の当日を迎えました。

まず感じたことは、裁判の基礎的な説明や用語の説明等が裁判員用のために細かく分かりやすく なされ、傍聴していてわかりやすかったことです。これまでの裁判は、専門家である裁判官と検察官・ 弁護士が法律論や専門用語を駆使して行われており、3者間ではわかっても傍聴している一般の 人には分かりにくかったのではないかと思われます。それが、裁判員が裁判に加わることによって、 裁判員にも分かるような用語で細かい説明がなされていました。

もうひとつは、IT機器がふんだんに使用され、視覚的にもわかりやすくなったことです。
法廷にはモニターが5台も6台も設置され、検察官も弁護人もパソコンを持ち込み、パワーポイントで 主張や証拠を分かりやすく説明していました。
裁判の世界でも、新しい時代が始まった感じがします。
今、法曹三者は裁判員の登場という黒船を迎え、新しい時代の裁判をどうするかという検討を しています。平成21年まで待たずに裁判が変わっていく手ごたえを感じました。

裁判員制度のシンボルマークが決定されました。

平成21年までに始まる裁判員制度を広く国民に知らせようと、最高裁と法務省、日弁連が共通のシンボルマークを決め、発表しました。
シンボルマークは法律の専門家である裁判官と、市民代表の裁判員を2つの円で表現し、冷静な判断を象徴する青と情熱を示す赤を使用しています。

裁判員制度シンボルマーク

2005年7月23日

山梨県弁護士会
会長 
田中 正志